BOMING

シルシ

掃除機をかけても

あたらしい音楽を聴いても

ギターを弾いても

思い出すのは ひっきりなし に 君のことです。
 

ふと口をついて出る言葉があまりにも陳腐で 僕は

とうてい詩人になんかなれそうにないなぁ


でもこうやっていまここに

書き留めておきたいと思った気持ちは

ほんとうなのです。


シルシが欲しい

君がここに存在したという

私が今を生きているという

そういった類いのシルシ


それだけの為に生き ている
息をし ている ようなきがする


冬の匂いがする
僕らは逆転の朝夜を見つめているね
ほら